せいさいかぜい【制裁課税】
所得の不正申告や無申告、法人の使途秘匿金などを防止するため、違反者に対して懲罰的な税金を課すこと。 [補説]米国が、安価な輸入品に対して、不当廉売に該当するとの名目で高率の関税を課すことも、一般に制裁課税と呼ばれる。
せいさいけつぎ【制裁決議】
1 議会・国際会議・機関などが、規範に反する不当な行為を行った相手に対して制裁を科すことを決定すること。 2 国連安全保障理事会による問題対応策の一。当事国に対し、改善要求や非難などをした上で、国連憲章第7章に基づく制裁を行う。安保理決議は常任理事国による拒否権行使がなく、採択には常任・非常任理事国15か国のうち計9か国以上の賛成が必要。国連憲章25条により国連の全加盟国に対して法的拘束力を有するため、報道声明や議長声明よりも重要度が高い。→非難決議
せいさいさいばん【制裁裁判】
裁判官の命令や措置に従わず、暴言・暴行等の不穏当な言動によって裁判所の職務の執行を妨害したり、裁判所の威信を著しく害した者に制裁を科す裁判。法廷秩序維持法に基づいて、裁判官の命令で執行される。