窓ガラスを割れたままにしておくと、その建物は十分に管理されていないと思われ、ごみが捨てられ、やがて地域の環境が悪化し、凶悪な犯罪が多発するようになる、という犯罪理論。軽犯罪を取り締まることで、犯罪全般を抑止できるとする。米国の心理学者ジョージ=ケリングが提唱した。ブロークンウインドーズ理論。
[補説]米国ニューヨーク市ではジュリアーニ
市長(
在任1994〜2001年)がこの
理論を
応用し、地下鉄の落書きなどを徹底的に取り締まった結果、
殺人・強盗などの
犯罪が大幅に
減少し、治安回復に
劇的な
成果をあげたとされる。