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劣る（おとる） の意味・使い方

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出典：デジタル大辞泉（小学館）

おと・る【劣る】
の解説

［動ラ五（四）］

  1. １ 価値・能力・質・数量などが、他に比べて程度の低い状態にある。引けを取る。「技量は数段―・る」⇔勝る。

  1. ２ （「…におとらず」の形で）…と同じように。「今日も昨日に―・らず暑い」

  1. ３ 身分・階級などが下である。

    1. 「―・りたる人の、ゐずまひもかしこまりたるけしきにて」〈枕・一四六〉

  1. ４ 年齢が下である。年月が後である。

    1. 「年、我より少し―・りたるをば弟の如く哀れび」〈今昔・五・一三〉

  1. ５ 減る。損をする。

    1. 「益 (まさ) る所無くして、―・り費 (つひ) ゆる極めて甚し」〈皇極紀〉

類語

劣る の例文(30)

出典：青空文庫

  • ･･･れば必ずしも政治家に劣るものではない。且又利害を超越した情熱に富･･･ 芥川竜之介「侏儒の言葉」

  • ･･･が、あの巡査にゃ一段劣る。もしこれがおまえと巡査とであってみろ。･･･ 泉鏡花「夜行巡査」

  • ･･･どれがほかのものより劣るということなく、見とれずにはいられなかっ･･･ 小川未明「宝石商」

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