どうさんぎんこう【動産銀行】
主として有価証券担保貸出の方法により、長期産業資金を供給する銀行。明治35年(1902)にその目的で設立されたのが日本興業銀行。
どうさんしち【動産質】
動産を目的とする質権。目的物を質権者に引き渡すことが必要。
どうさんじょうととうき【動産譲渡登記】
法人が動産を譲渡する際に、その動産の譲渡を動産譲渡登記ファイルに記録すること。譲渡を登記した動産は、民法上の引き渡しがなされたものとみなされ、譲受人は動産に対する対抗要件を備えることができる。動産担保融資を利用した企業の資金調達を円滑化するために改正された「動産及び債権の譲渡の対抗要件に関する民法の特例等に関する法律」に基づいて平成17年(2005)から運用が開始された。
どうさんしんたく【動産信託】
動産を信託財産として受け入れる信託。
どうさんたんぽゆうし【動産担保融資】
在庫商品・原材料・機械設備・売掛債権など、動産を担保にした融資。→動産譲渡登記 →不動産担保融資 [補説]不動産を所有していない中小企業の資金調達手段として注目され、導入・普及が進められている。
どうさんていとう【動産抵当】
動産を債務者の手元に残したまま担保に供すること。現行法上、脱穀機などの農業用動産や自動車・航空機・建設機械について認めている。
どうさんさいけんたんぽゆうし【動産債権担保融資】
⇒エー‐ビー‐エル(ABL)