きたおしげまさ【北尾重政】
[1739〜1820]江戸中・後期の浮世絵師。江戸の人。北尾派の祖。本姓、北畠。通称、久五郎。美人画・風景画にすぐれ、山東京伝・曲亭馬琴らの戯作の挿絵も多い。書・俳諧もよくした。
きたおじろう【北尾次郎】
[1853〜1907]物理学者・気象学者。島根の生まれ。東大教授。ドイツに留学。論文「大気運動と颶風 (ぐふう) に関する理論」は高い評価を受けた。
きたおは【北尾派】
北尾重政を祖とする浮世絵の一派。政演 (まさのぶ) (山東京伝)・政美 (まさよし) (鍬形蕙斎 (くわがたけいさい) )らが知られる。
きたおまさのぶ【北尾政演】
山東京伝 (さんとうきょうでん) の浮世絵師としての名。
きたおまさよし【北尾政美】
[1764〜1824]江戸後期の浮世絵師。江戸の人。名は紹真 (つぐざね) 。のち鍬形蕙斎 (くわがたけいさい) の名で聞こえた。北尾重政の門下で、黄表紙などの挿絵を描く一方、美人画・武者絵を発表。のち狩野 (かのう) 派を学び、略画絵本・肉筆画を制作。