せんしょ-ばんたん【千緒万端】
物事がごたごたして
複雑であることの
形容。さまざまな
雑多な
事柄。▽「千」「万」は数の多いことを示す。「端緒」が千も万もある、ということ。「端」は
物事の出発点、「緒」は
物事の
糸口・取っ掛かりを示す。「緒」は「ちょ」とも読む。
- 出典
- 『晋書しんじょ』陶侃伝とうかんでん
- 用例
- 人の心の働は千緒万端、朝は夕に異なり、夜は昼に同じからず。今日の君子は明日の小人と為なるべし、<福沢諭吉・文明論之概略>
- 類語
- 千条万緒せんじょうばんちょ 千緒万縷せんしょばんる 千端万緒せんたんばんちょ 千頭万緒せんとうばんちょ