[動ラ五(四)]

  1. 本来移動する意で、古くは、遠ざかる意にも近づく意にもいう》

    1. ㋐ある場所から離れる。そこを離れてどこかへ行ってしまう。遠ざかる。「故郷を—・る」「この世を—・る」「片時も念頭を—・らない」

    2. 地位職業などを退く。「王位を—・る」「舞台を—・る」

    3. ㋒時が過ぎる。ある季節時期が遠のく。「冬が—・る」「青春は—・った」

    4. ㋓時間的、空間的に隔たる。離れている。「今を—・る七年前」「東京を—・ること二〇〇キロ」

    5. ㋔今まであった状態が薄らいだり、なくなったりする。消える。「痛みが—・る」「危険が—・る」

    1. ㋐離して遠くへやる。遠ざける。離縁する。「妻を—・る」

    2. ㋑除いてなくす。消す。「雑念を—・る」「虚飾を—・る」

  1. 動詞の連用形に付いて)すっかり…する、…しつくすの意を表す。「忘れ—・る」「葬り—・る」

  1. 時・季節などが近づく。巡ってくる。

    1. 「秋—・らば黄葉 (もみち) の時に」〈・三九九三〉

[可能]される
連体動詞「さ(去)る」の連体形から》過ぎ去った。「—四月八日」⇔来 (きた) る

出典:gooニュース

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