口説き（くどき）とは？意味・読み方・使い方

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くどき【口説き】
の解説

１くどくこと。また、その言葉。「—じょうず」「—に掛かる」

２日本音楽で、楽曲の構成単位の一。
1. ㋐平曲で、素声 (しらごえ) に近い単純な旋律をもつ曲節。また、それによって演奏される部分。
2. ㋑謡曲で、慕情・傷心などの心情を吐露する、拍子に合わない語りの部分。
3. ㋒浄瑠璃で、恋慕・悲嘆・恨みなどを切々と訴える部分。一段中の聞きどころとなる。
4. ㋓長唄で、詠嘆的な心情表現をする部分。

３口説き歌が江戸時代に沖縄に伝わったもの。多く踊りを伴う。くどぅち。

４「口説き歌」「口説き節」「口説き模様」の略。

出典：デジタル大辞泉（小学館）

口説きの前後の言葉

口説きの例文(5)

出典：青空文庫

･･･は極端に同情し母にも口説き自分の夫にも口説きしてひそかに慰藉の法を･･･伊藤左千夫「春の潮」
･･･わせなければと父親を口説き、お仙ちゃんなど半年も前から毎日お針に行･･･織田作之助「妖婦」
･･･得、次に関タッチイを口説きに小日向に上りました。タッチイを強引に加･･･太宰治「虚構の春」

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