たたきあい【叩き合い】
1 互いにたたくこと。また、互いに言い合うこと。「増税を巡るマスコミどうしの—」 2 商品の値下げ争いを展開すること。「赤字覚悟の—を演じる」 3 (競馬で)ゴール前で、騎手どうしが馬を鞭 (むち) でたたいて競り合うこと。「ヤマザクラバナが—を制して優勝」
たたきあげ【叩き上げ】
下積みから苦労して一人前になること。また、その人。
たたきあみ【叩き網】
網を半円形に張り、水面をたたいて魚をそこに追い込んで捕る漁法。
たたきいし【叩き石】
1 手に直接にぎって槌 (つち) (ハンマー)として使った石器の総称。 2 わらをたたいて柔らかくするための台石。
たたきうり【叩き売り】
1 大道商人などが、品物をのせた台などをたたいて威勢よく口上を述べながら、少しずつ値引きして売ること。「バナナの—」 2 大安売り。投げ売り。
たたきがね【叩き鉦】
仏具の一。念仏のとき、座に伏せて撞木 (しゅもく) でたたき鳴らす鉦。伏せ鉦。鉦鼓 (しょうこ) 。
たたきごぼう【叩き牛蒡】
牛蒡を切ってゆで、すりこぎなどでたたいて、ごま酢や甘酢で味をつけたもの。おせち料理によく用いる。《季 新年》
たたきごま【叩き独楽】
白木のままの、高さ4、5センチのこま。竹または木の棒の端に細長いきれをつけ、これをむちにしてたたいて回す。
たたきだい【叩き台】
批判・検討などを加えて、よりよい案を得るための原案。
たたきだいく【叩き大工】
へたな大工。また、主に簡単な仕事をする大工。