うこんにんぎょう【右近人形】
木または紙で作り、黄色の袱紗 (ふくさ) をかぶった人形。江戸初期の女形、右近源左衛門の舞台姿に似せたもの。
うこんのくろうど【右近蔵人】
右近衛府の官人で、蔵人を兼ねる者。
うこんのじょう【右近将監】
⇒右近衛将監 (うこんえのしょうげん)
うこんのじん【右近の陣】
月華門内、紫宸殿 (ししんでん) の西向かいにあった陣座。儀式のとき、右近衛府の武官が詰めて警護に当たった。右近衛の陣。右仗 (うじょう) 。
うこんのたいふ【右近大夫】
従六位上相当の右近衛将監 (うこんえのしょうげん) で、五位に昇進した者。
うこんのたちばな【右近の橘】
紫宸殿 (ししんでん) の南階下の西方に植えた橘。平安時代、右近衛府がこの橘から南を陣としたところからいう。→左近の桜
うこんのつかさ【右近司】
⇒右近衛府 (うこんえふ)
うこんのばば【右近の馬場】
右近衛府に属した馬場。平安京一条大宮の北にあって、近衛 (このえ) の役人の競 (くら) べ馬の行事などが行われた。→左近の馬場