きちじょうか【吉祥果】
鬼子母神が手に持つ魔除 (まよ) けの果実。ふつうザクロとされる。
きちじょうけか【吉祥悔過】
正月に、吉祥天を本尊として最勝王経を読み、罪過を懺悔 (さんげ) するとともにその年の五穀豊穣を祈願する法会。
きちじょうこんごう【吉祥金剛】
密教で、文殊菩薩 (もんじゅぼさつ) の称。
きちじょうそう【吉祥草】
キジカクシ科の常緑多年草。陰地に生え、茎は地表をはい、ひげ根を出す。葉は広線形。秋の終わりに、淡紫色の小花を穂状につけ、実は紅紫色。植えている家の吉事のときに花が開くという俗信がある。観音草。吉祥蘭。《季 秋》
きちじょうてん【吉祥天】
《(梵)Śrī-mahādevīの訳》福徳を授ける仏教守護の女神。父は徳叉迦 (とくしゃか) 、母は鬼子母 (きしも) 。毘沙門天 (びしゃもんてん) の妻とされる。ふつう立ち姿の天女で、左手に如意 (にょい) 宝珠を捧げ、右手で施無畏印 (せむいいん) をつくる。功徳天。宝蔵天女。きっしょうてん。
きちじょうてんにょほう【吉祥天女法】
密教で、吉祥天を本尊として福徳を祈願する修法。
きちじょうにち【吉祥日】
陰陽道 (おんようどう) で、何事を行うのにも吉とされる日。きっしょうにち。
きちじょうもんよう【吉祥文様】
祝意をあらわすのに用いる文様。松竹梅・蘭 (らん) ・菊・瑞雲 (ずいうん) ・鶴亀 (つるかめ) ・鳳凰 (ほうおう) ・宝づくしなど。
きっしょうてん【吉祥天】
⇒きちじょうてん(吉祥天)