ひていてき【否定的】
[形動]否定する内容をもつさま。「現実を—にとらえる」「—な評価」
ひていてきがいねん【否定的概念】
論理学で、ある性質や状態が存在していないことを示す概念。例えば、無知・不幸など。消極的概念。⇔肯定的概念。
ひていのひてい【否定の否定】
《(ドイツ)Negation der Negation》ヘーゲル弁証法の根本法則の一。すべての事物は内在する矛盾によって自己を否定し、出現した他者と対立するが、この対立はさらに否定されて、より高次の段階へと発展する。矛盾の超克によるこの2番目の否定のこと。
ひていはんだん【否定判断】
論理学で、主語と述語とが否定関係に立っている判断。「sはpでない」という形式をとる。⇔肯定判断。
ひていろんりせき【否定論理積】
《not and》論理演算の一。二つの命題pとqのどちらも「真」(または「1」)である時のみ「偽」(または「0」)となる命題、または演算のこと。NAND (ナンド) 。コンピューターでこのような演算を行う論理回路においては、電流が流れる場合を「真」、流れない場合を「偽」と対応させ、NAND回路などと呼ぶ。
ひていろんりわ【否定論理和】
《not or》論理演算の一。二つの命題pとqのどちらも「偽」(または「0」)であれば「真」(または「1」)となる命題、または演算のこと。NOR (ノア) 。コンピューターでこのような演算を行う論理回路においては、電流が流れる場合を「真」、流れない場合を「偽」と対応させ、NOR回路などと呼ぶ。
ひていかいろ【否定回路】
《NOT circuit》⇒NOT回路
ひていろんりせきかいろ【否定論理積回路】
⇒NAND回路
ひていろんりわかいろ【否定論理和回路】
⇒NOR回路
ひていぶん【否定文】
そうではないという、否定の内容を表す文。「今日は日曜日ではない」「あの山はそれほど高くない」などの類。⇔肯定文。