呑舟(どんしゅう)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・と原稿用紙に立ちかえり書きつづけようとしてはたと停とん、安というこの一字、いったい何を書こうとしていたのか、三つになったばかりの早春死んだ女児の、みめ麗わしく心もやさしく、釣糸噛み切って逃げたなまずは呑舟 これでもか、これでもか、と・・・
太宰治
「創生記」
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・・・これは畢竟量を見るに急なために質を見る目がくらむのであり、雑魚を数えて呑舟の魚を取りのがすのである。またおもしろいことには、物理学上における画期的の理論でも、ほとんど皆その出発点は質的な「思いつき」である。近代の相対性理論にしても、量子力学・・・
寺田寅彦
「量的と質的と統計的と」
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