しゅうへんきき【周辺機器】
⇒周辺装置
しゅうへんげんこう【周辺減光】
1 カメラのレンズなどの光学系において、光軸(レンズの中心軸)から周辺部へ離れるに従い光量が減り暗くなる性質のこと。周辺光量低下。周辺光量不足。 2 太陽表面の輝度が中心から周辺部へ離れるに従い減少する現象。地球から目にする光球は半透明のガスからなり、中心部ではより内部の高温の層を見通せるが、周辺部では浅い低温の層しか観測できないことによって生じる。縁辺効果。
しゅうへんこうりょう【周辺光量】
カメラのレンズなどの光学系における、光軸(レンズの中心軸)周辺部の明るさのこと。一般に周辺部に行くに従い暗くなる。
しゅうへんし【周辺視】
視野の周辺部についての視力。ある一点を凝視したとき、その周囲の部分を見る機能で、色覚は弱くなるが、弱い光を見る力はかえって強いといわれる。
しゅうへんじたい【周辺事態】
日本の周辺地域で起こる、日本の平和と安全に重要な影響を与える事態。周辺事態法で定義された概念。そのまま放置すれば直接的な武力攻撃に至るおそれがある状況などをいう。 [補説]具体的には、日本周辺で、(1)武力紛争が発生した場合、(2)武力紛争の発生が差し迫っている場合、(3)紛争は停止したが秩序の回復・維持が達成されていない場合、(4)ある国で内戦が発生し国際的に拡大している場合、(5)政治体制の混乱により大量の避難民が発生し日本へ流入する可能性が高まっている場合、(6)ある国の行動が平和への脅威にあたるとして経済制裁が課される場合、などがこれにあたるとされる。周辺地域の範囲は明確に示されていない。周辺事態法を改正した重要影響事態法では、地理的な制約が除かれ、重要影響事態(そのまま放置すれば我が国に対する直接の武力攻撃に至るおそれのある事態等我が国の平和及び安全に重要な影響を与える事態)として定義されている。
しゅうへんじたいあんぜんかくほほう【周辺事態安全確保法】
⇒周辺事態法
しゅうへんじたいほう【周辺事態法】
《「周辺事態に際して我が国の平和及び安全を確保するための措置に関する法律」の略称》日本の周辺地域で平和と安全に重要な影響を与える武力紛争などが発生した時に、日米安全保障条約を効果的に運用し、日本の平和と安全に役立てるのを目的とする法律。米軍への後方支援活動を合法化し、自衛隊が日本の領土の外で活動することが可能になった。平成11年(1999)成立。平成27年(2015)、安全保障法制の整備に伴い改正され、重要影響事態法に改称。周辺事態安全確保法。
しゅうへんじん【周辺人】
⇒マージナルマン
しゅうへんそうち【周辺装置】
《peripheral equipment》コンピューターで、中央処理装置とのデータのやり取りを行う外部装置。入力装置としてキーボードやマウス、出力装置としてディスプレーやプリンター、補助記憶装置として磁気ディスク装置や光ディスク装置などがある。周辺機器。ペリフェラル。
しゅうへんしょうじょう【周辺症状】
ある疾患の中核症状に対して、二次的に現れる症状。認知症の場合、不安・鬱 (うつ) 状態・妄想・幻覚・徘徊・失禁・暴力・譫妄 (せんもう) など。認知症の周辺症状は、患者の性格・環境・人間関係など多様な要因が関連して起こる。→行動・心理症状