いのちだま【命玉】
狩人が危急のときのために最後まで残し持つ弾丸。
いのちづな【命綱】
1 高い場所や海の中などの危険な場所で仕事をするとき、用心のためにからだに巻きつけておく綱。また、救命ブイや救助艇にわたす綱など。 2 「命の綱」に同じ。「この資金が最後の—だ」
いのちとり【命取り】
1 生命、または地位・財産などを失う決定的な原因になる事柄。「—の病気」「失言が—となる」 2 相手の命を奪うほどの美女または美男をいう語。「堺町の名物—め、何の生まれ替はりてあの美しさ」〈浮・椀久二世〉
いのちぬすびと【命盗人】
むだに長生きしている人。「兼好が見たらば、—と申すべき婆々 (ばば) あり」〈浮・一代男・二〉
いのちのおや【命の親】
命を助けてくれた人。命の恩人。
いのちのかぎり【命の限り】
1 命のある間じゅう。生命の続く限り。命限り。「—愛する」 2 命の尽きる時。死期。「とあるもかかるも、同じ—あるものになむある」〈源・夕顔〉
いのちのきわ【命の際】
命の終わろうとする時。死にぎわ。
いのちのせんたく【命の洗濯】
日ごろの束縛や苦労から解放されて、のんびり気ままに楽しむこと。「旅に出て—をする」
いのちのつな【命の綱】
《命をつなぎとめている綱の意から》生きていくうえでこの上もなく大切なもの。いのちづな。「わずかな食糧が—だ」「—と頼る人」
いのちのでんわ【いのちの電話】
深刻な悩みをもちながら、だれにも相談できないでいる人に、電話による対話で援助を行う相談機関。昭和46年(1971)開設。 [補説]電話番号は0570-783-556(毎日午前10時〜午後10時)、0120-783-556(毎日午後4〜9時、毎月10日のみ午前8時〜翌11日午前8時)。インターネットでの相談も受け付ける。このほか、各都道府県に設置された電話番号もある。