ゆいが-どくそん【唯我独尊】
この世で、自分ほど偉いものはいないとうぬぼれること。釈迦しゃかが生まれたときに七歩歩き、一方で天を指し、他方で地を指して唱えたという言葉と伝えられる。この世の中で自分より尊いものはいないという意味。▽「天上天下てんげ唯我独尊」の略。「唯我」はただ自分のみということ。「独尊」は自分だけが一人尊いということ。
- 出典
- 『長阿含経ちょうあごんきょう』一
- 句例
- 唯我独尊の独裁者
- 用例
- さすがに、この人に訪ねられたのでは、勝も無精をして、屋敷の中に唯我独尊を極めている訳にも行かない。<子母沢寛・勝海舟>
- 類語
- 遼東之豕りょうとうのいのこ