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困知勉行の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

才能に恵まれない者が発憤し、ひたむきに努力を重ねること。人が踏み行うべき人倫の道を認識実践していく三つの道程、「生知安行」「学知利行」「困知勉行」の第三。▽「勉行」はひたすら努力して実践すること。修養には先の三段階があるが、道が違うのみで結果は同じであるから才能の劣った者でも努力すべきことをいう語。
出典
『中庸ちゅうよう』二〇章

困知勉行の解説 - 学研 四字熟語辞典

苦労して学び、ひたすら努力して物事実行すること。
注記
「困」は、苦しむこと。「困知」は、才能がないために、さんざん苦労したあげくにやっと知ることができること。「勉」は、つとめる・はげむ。「勉行」はひたすら努力して行うこと。『中庸ちゅうよう』では、生まれつきの能力によって、修養には「生知安行せいちあんぎょう(生まれながらに知っていて、心安らかに実行する)」「学知利行がくちりこう(学ぶことで知り、ためになるとして実行する)」「困知勉行」の三つの段階があるとするが、道が違うだけで結果は同じだから才能に恵まれない者でも努力すべきだとすることば。
出典
『中庸ちゅうよう』二〇
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2023年11月