厚生年金や共済年金受給者との年金格差を解消し、国民年金を補完する制度として国民年金法に基づき、平成3年(1991)に発足した公的年金制度。国民年金の第1号被保険者(自営業者や学生・無職・アルバイトなど、厚生年金や共済年金に加入していない人)が任意で加入できるもので、老齢基礎年金に上乗せして給付される。都道府県単位で設立される地域型国民年金基金と、医師・税理士など25の職種別に一つ、全国単位で設立される職域型国民年金基金とがある。個人型確定拠出年金と同様、各基金を会員とする国民年金基金連合会が掛け金の運用・事務処理を行う。