臓器移植の基礎研究・臨床の発展、継続教育・学術情報の提供、倫理綱領の策定などを行う国際的な学術団体。世界65か国に3000名以上の会員を擁する。本部はカナダのモントリオール。
[補説]平成20年(2008)、国際移植学会を
中心として
開催されたイスタンブールサミットにおいて、臓器売買・
移植ツーリズムの
禁止、
自国での臓器移植の
推進、
生体ドナーの
保護を
骨子とする「臓器取引と
移植ツーリズムに関する
イスタンブール宣言」が
採択された。日本では、
臓器移植法で15歳未満のドナーからの臓器提供が
禁止されていたため、
小児の臓器移植のほとんどを
渡航移植に
依存していたが、
平成22年(2010)に改正法が施行され、国内での
移植が
可能になった。