つちみかどしんとう【土御門神道】
近世神道の一派。江戸初期、土御門泰福 (やすとみ) が垂加 (すいか) 神道説を説く山崎闇斎 (やまざきあんさい) の教えを受けてその理論を体系づけて唱え始め、その門人安井算哲が大成。中世から陰陽道を管轄していた安倍 (あべ) 氏すなわち土御門家が陰陽道の宗教性を強める目的で神道の行事をも取り入れたため、神道の一派に加えられるようになったもの。明治維新後、衰滅。安倍神道。安家 (あんけ) 神道。天社神道。
つちみかどだいり【土御門内裏】
京都土御門大路の南、烏丸の西にあった里内裏。 土御門大路の北、東洞院大路の東にあった里内裏。元弘元年(1331)光厳天皇が皇居と定めてから北朝歴代の皇居となった。現在の京都御所の地。土御門東洞院内裏。土御門殿。
つちみかどどの【土御門殿】
京都土御門大路の南、京極の西にあった藤原道長の邸。しばしば里内裏となった。上東門第。京極殿 (きょうごくどの) 。御堂殿 (みどうどの) 。 ⇒土御門内裏 (つちみかどだいり)