土筆/筆頭菜(つくし)
の例文・使い方・用例・文例(2)
-
・・・ ある日、太郎は、野原へいってみますと、雪の消えた跡に、土筆がすいすいと幾本となく頭をのばしていました。それを見ましたとき、太郎は、いつか雪の夜に、赤いろうそくの点っていた、不思議な、気味のわるい景色を思い出したのであります。・・・
小川未明
「大きなかに」
-
・・・殊に三月の末であったか、碧梧桐一家の人が赤羽へ土筆取りに行くので、妹も一所に行くことになった時には予まで嬉しい心持がした。この一行は根岸を出て田端から汽車に乗って、飛鳥山の桜を一見し、それからあるいて赤羽まで往て、かねて碧梧桐が案内知りたる・・・
正岡子規
「病牀苦語」
goo辞書とは
goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。