ざいたくいりょう【在宅医療】
自宅での療養を希望する患者に対する医療行為。医師の緊急往診と定期の訪問診療、看護師の訪問看護など。 [補説]パソコンやテレビ電話機能付き携帯電話などの情報機器を利用して、自宅にいる患者に対して医師が診断・診療を行うことについてもいう。
ざいたくかいご【在宅介護】
高齢者などの要介護者を自宅で介護すること。訪問介護や訪問看護、デイサービス、デイケア、ショートステイなど、介護保険制度の介護度に応じて各種の在宅介護サービスを利用することができる。
ざいたくかいごしえんセンター【在宅介護支援センター】
地域の高齢者やその家族からの相談に応じ、必要な保健・福祉サービスが受けられるように行政機関・サービス提供機関・居宅介護支援事業所等との連絡調整を行う機関。社会福祉士・看護師などの専門職員が在宅介護などに関する総合的な相談に応じる。 [補説]介護保険法の改正により、平成18年(2006)から在宅介護支援センターの相談機能を強化した地域包括支援センターが新設され、在宅介護支援センターの統廃合が進んでいる。
ざいたくきそ【在宅起訴】
被疑者に逃亡や証拠隠滅のおそれがないため、被疑者を拘置所や警察の留置施設に勾留することなく、検察官が公訴を提起すること。
ざいたくきんむ【在宅勤務】
自宅にいながら仕事をすること。またその勤務形態。自宅のパソコンから、勤務先のサーバーとインターネットを通じて情報を送受して行う場合が多い。WFH(work from home)。→テレワーク
ざいたくケア【在宅ケア】
寝たきり老人・独居老人・長期療養患者・心身障害者など、社会的援護を必要とする人々に対して、施設に収容せず在宅のままで福祉・医療サービスを提供すること。在宅福祉。
ざいたくけんしん【在宅健診】
自宅で記入した問診票、自分で採取した血液などの検体を検査機関に送って受ける健康診断。専業主婦に受診者が多い。
ざいたくふくし【在宅福祉】
⇒在宅ケア
ざいたくふとうこう【在宅不登校】
不登校の児童や生徒が、主に自宅で学習・生活している状態。
ざいたくホスピス【在宅ホスピス】
末期癌 (がん) 患者などを対象に、延命処置をせず、身体的苦痛を和らげて生を全うできるように自宅で行う医療。ホスピスにおけるターミナルケアを、患者が住み慣れた自宅で行うもの。→ホスピス