さかもとかじま【坂本嘉治馬】
[1866〜1938]出版実業家。高知の生まれ。小野梓 (おのあずさ) に師事し、明治19年(1886)東京神田に冨山房を創立。辞典・学術書・教科書などを刊行した。
さかもとしほうだ【坂本四方太】
[1873〜1917]俳人。鳥取の生まれ。本名、四方太 (よもた) 。正岡子規に師事、「ホトトギス」に写生文を連載。著「寒玉集」など。
さかもとたろう【坂本太郎】
[1901〜1987]国史学者。静岡の生まれ。東大・国学院大教授。日本の古代史を専攻、制度史研究に業績を残した。文化勲章受章。著「大化改新の研究」「日本古代史の基礎的研究」など。
さかもとてんざん【坂本天山】
[1745〜1803]江戸中期の砲術家。本名は俊豈 (としやす) 。信濃高遠 (たかとお) 藩士。周発台とよばれる砲架を発明して、銃砲戦術論を展開。幕末にヨーロッパの軍隊と互角に戦うことができた唯一の和流砲術といわれる。
さかもとはんじろう【坂本繁二郎】
[1882〜1969]洋画家。福岡の生まれ。二科会の創立に参加。馬・能面などを題材として、微妙な色調のうちに思索的情趣をたたえた作品を制作した。文化勲章受章。
さかもとよう【坂本様】
坂本の地から、比叡山を振り仰いで拝むように、太刀を両手で振りかざして切り下ろす姿勢。
さかもとりょうま【坂本竜馬】
[1836〜1867]幕末の志士。土佐藩士。名は直柔 (なおなり) 。千葉周作道場に剣を学び、のち脱藩し、勝海舟に師事。慶応2年(1866)薩長同盟成立に尽力。前土佐藩主山内豊信 (やまうちとよしげ) を説いて大政奉還を成功させたが、京都で暗殺された。
さかもとよしかず【坂本義和】
[1927〜2014]政治学者。米国ロサンゼルスの生まれ。東大教授。昭和34年(1959)雑誌「世界」掲載の論文「中立日本の防衛構想」で注目される。一貫して平和主義の立場をとり、国際社会の非軍事化と核廃絶を主張した。著「平和—その現実と認識」「軍縮の政治学」など。
さかもときゅう【坂本九】
[1941〜1985]歌手。神奈川の生まれ。本名、大島九 (ひさし) 。バンド活動を経てソロ歌手に転身。「九ちゃん」の愛称で親しまれ、人気歌手として活躍した。代表曲「上を向いて歩こう」「見上げてごらん夜の星を」など。