きそたいしゃ【基礎代謝】
生命を維持するために必要な最小のエネルギー。基礎代謝量は成人で1日1200〜1500キロカロリー、1日の消費エネルギーの6割から7割とされる。BM(basal metabolism)。 [補説]人間の1日の総エネルギー消費は、大きく基礎代謝、生活活動代謝、食事誘発性熱産生の三つで構成される。
きそてき【基礎的】
[形動]物事の基礎に関連するさま。「—な知識が問われる」「—な研究」
きそてきざいせいしゅうし【基礎的財政収支】
⇒プライマリーバランス
きそねんきん【基礎年金】
昭和61年(1986)から実施された年金制度改正により、全国民を対象に適用される国民年金のうち、共通に支給される定額部分。老齢基礎年金、障害基礎年金、遺族基礎年金のこと。 [補説]公的年金の給付で、2階建てのうちの1階部分にあたるもの。2階部分には、賃金報酬に比例する老齢厚生年金と退職共済年金とがある。
きそねんきんばんごう【基礎年金番号】
従来別々であった国民年金(10桁)・厚生年金(10桁)・共済年金(8桁か14桁)の加入者番号を国民年金方式で統一した10桁の番号。保険料滞納や加入漏れの防止が目的。平成9年(1997)1月に導入。 [補説]公的年金業務を社会保険庁が行っていた当時、データを電子化する際の入力ミス、名寄せ作業の不備などが発覚したほか、年金納付記録の消失による受給額の減少、社会保険庁職員による保険料着服などの問題が表面化したことなどから、平成19年(2007)6月に社会保険庁改革関連法案が可決され、平成21年(2009)12月に同庁は廃止。平成22年(2010)1月に日本年金機構が発足し、公的年金の運営業務を引き継いだ。
きそボルト【基礎ボルト】
⇒アンカーボルト
きそりえき【基礎利益】
生命保険会社が本業で得た利益を示す指標。一般の会社の営業利益に近い。保険料等収入・利息及び配当金等収入などの収入から、保険金等支払金や事業費などの費用を差し引いて算出。基礎利益に、有価証券の売却損益や、臨時損益を加減すると経常利益になる。
きそしっかん【基礎疾患】
ある病気や症状の原因となる病気。例えば、高血圧症・高脂血症・糖尿病は虚血性心疾患の基礎疾患とされる。
きそけんきゅう【基礎研究】
特別な応用・用途を直接に考慮することなく自然世界を追究し、仮説・理論の形成や新しい自然認識を得るために行われる理論的・実験的研究。→応用研究
きそていすう【基礎定数】
⇒普遍定数