出典:gooニュース
中国、国連に基線海図提出 南シナ海、実効支配狙う
【北京共同】中国の国連代表部は2日、南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)を巡り、一方的に定めた排他的経済水域(EEZ)の基準となる海岸線「基線」を示す海図などを同日、国連に提出したと発表した。領有権を争うフィリピンをけん制し、同礁の実効支配の既成事実化を図る狙いがあるとみられる。 スカボロー礁はフィリピンのEEZ内にあるが、中国は領有権を主張。
中国、黄岩島の領海基線声明と海図を国連に寄託
黄岩島は中国固有の領土で、中国政府は11月10日、国連海洋法条約などの国際法と中国の領海・接続水域法に基づき、黄岩島の領海基線を画定し、発表した。領海基線の画定は中国政府が海洋管理を法に基づき強化する正常な措置であり、国際法と国際慣例に沿っている。 国連海洋法条約は「沿岸国は自国の領海基線の海図または地理学的経緯度の表の写しを国連事務総長に寄託する」と規定している。
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