堅炭(かたずみ)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・青い火さきが、堅炭を搦んで、真赤におこって、窓に沁み入る山颪はさっと冴える。三階にこの火の勢いは、大地震のあとでは、ちと申すのも憚りあるばかりである。 湯にも入った。 さて膳だが、――蝶脚の上を見ると、蕎麦扱いにしたは気恥ずかしい。・・・
泉鏡花
「眉かくしの霊」
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・・・土竈だって堅炭だって悉な去年の倍と言っても可い位だからね」とお徳は嘆息まじりに「真実にやりきれや仕ない」「それに御宅は御人数も多いんだから入用ことも入用サね。私のとこなんか二人きりだから幾干も入用ア仕ない。それでも三銭五銭と計量炭を毎日・・・
国木田独歩
「竹の木戸」
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