1 ふさがること。また、差しつかえること。「観客席の—ぐあい」「八方—」
2 陰陽道 (おんようどう) で、大将軍・太白神・天一神 (なかがみ) などの凶神がいる方角。この方角に向かって事をなすと禍 (わざわい) があるとされる。ふたがり。
出典:青空文庫
・・・居らせて、女は前に立塞がりぬ。やがて近づく渠等の眼より、うたてきわ・・・ 泉鏡花「清心庵」
・・・敬――僕はもう呼吸が塞がりそうになって、目がぐらぐらして来た。これ・・・ 国木田独歩「郊外」
・・・が重くなって目が塞がりそうになる。その度にびっくりして目を開く。目・・・ 著:リルケライネル・マリア 訳:森鴎外「白」