きょうかいこうけつあつ【境界高血圧】
正常血圧と高血圧との中間にある高血圧の状態。最高血圧(収縮期血圧)140〜159ミリ、最低血圧(拡張期血圧)90〜99ミリくらいが目安の一つ。境界域高血圧。
きょうかいじょうけん【境界条件】
ある決まった大きさの空間や物体内で起こる物理現象を考えるとき、その境界や物体表面において現象の起こり方を規定する条件。また、ある領域の微分方程式の解を求める際に、その領域の境界上で与えられる条件。
きょうかいじん【境界人】
⇒マージナル‐マン
きょうかいせいじんかくしょうがい【境界性人格障害】
《borderline personality disorder》⇒境界性パーソナリティー障害
きょうかいせいパーソナリティーしょうがい【境界性パーソナリティー障害】
《borderline personality disorder》パーソナリティー障害の一。神経症と精神疾患の境界にあるとみられる病態。ふだんは円満な性格の人がちょっとしたことをきっかけに、残忍・陰湿・執拗 (しつよう) な性格に豹変し、人格が変わったように見える。自傷行為を伴う場合もある。境界性人格障害。ボーダーライン人格障害。BPD。→自己愛性人格障害
きょうかいせん【境界線】
土地のさかいめの線。また、物事のさかいめ。「純文学と大衆文学との間に—は引きにくい」
きょうかいそう【境界層】
空気・水など粘性の小さい流体が物体の回りを流れるとき、物体の表面にできる粘性の大きくなった流体の薄い層。
きょうかいそんかいざい【境界損壊罪】
境界標を損壊・移動・除去などして、土地の境界を認識できないようにする罪。刑法第262条の2が禁じ、5年以下の懲役または50万円以下の罰金に処せられる。
きょうかいへんこう【境界変更】
地方公共団体の区域の変更で、地方公共団体の廃止または新設を生じないもの。
きょうかいまさつ【境界摩擦】
二つの物体の接触面が、薄膜などに覆われていたり、気体や液体の吸着分子層があったりする場合の摩擦。⇔乾燥摩擦。