だいぶつかいげん【大仏開眼】
大仏が完成したときに目を入れて入魂する供養の法会。入眼式。大仏開眼供養。 [補説]作品名別項。→大仏開眼
だいぶつしょうほう【大仏商法】
奈良の大仏に参詣する客が立ち寄るのを待つだけで、進んで客を集める努力をしない奈良商人の消極性をいう語。 [補説]古くは、大仏に参詣する客を捉えて逃さない奈良商人の商売上手を言ったともいう。
だいぶつでん【大仏殿】
大仏を安置した殿堂。奈良東大寺や京都方広寺のものが有名。
だいぶつもち【大仏餅】
大仏の形を焼き印で押した餅菓子。江戸時代、京都の誓願寺門前や方広寺大仏殿前の餅屋で売り出したのが始め。奈良名物のものは東大寺にまつわり、鎌倉時代から伝わる。
だいぶつよう【大仏様】
鎌倉初期の建築様式。僧重源 (ちょうげん) が東大寺再建にあたり中国宋の様式を取り入れたもの。柱に指肘木 (さしひじき) 、天井に化粧屋根、用木には彩色を施すのが特徴。東大寺南大門や浄土寺浄土堂などがその代表。天竺様 (てんじくよう) 。