だいみょうあずけ【大名預け】
江戸時代、幕府が罪人を大名に預けて拘禁したこと。
だいみょうがい【大名買い】
商人の勧めるままに、鷹揚 (おうよう) に品物を買い取ること。
だいみょうがし【大名貸し】
江戸時代、両替商などの町人が大名を相手に金を貸し付けたこと。また、それを業とした人。
だいみょうかぞく【大名華族】
江戸時代に大名で、明治維新後に華族となった者。
だいみょうぎ【大名気】
こせこせしない鷹揚 (おうよう) な気質。「高うて買はぬといふことなし。…ここを以て—とはいへり」〈浮・胸算用・五〉
だいみょうぎょうれつ【大名行列】
1 江戸時代、大名が参勤交代などの公式の外出に際し、格式に応じた規定の人数・装備などをととのえて行った行列。 2 議員・大学病院の教授などが、供を大ぜい引き連れて歩くことを皮肉った語。
だいみょうげい【大名芸】
実際には役に立たない芸。殿様芸。
だいみょうけんどん【大名倹飩】
漆絵のあるりっぱな器に盛ったそば、またはうどん。「—よしにして、やっぱり食べつけたぶっかけの渡し守がよござりまする」〈浄・矢口渡〉
だいみょうじま【大名縞/大明縞】
細かい縦縞。また、その織物。ふつう、縞糸1本に対して地糸3〜4本。大名筋。
だいみょうせせり【大名挵蝶】
セセリチョウ科のチョウ。翅 (はね) は黒褐色で、前翅に大小の白紋がある。林縁に多くみられ、花に集まる。幼虫の食草はヤマノイモなど。