やまとぶろ【大和風炉】
粗末な土製の風炉。一般に鉢形で、火鉢にも用いる。
やまとべい【大和塀】
1 杉の皮を縦に張り、竹の押縁 (おしぶち) で押さえた塀。数寄屋などの庭に用いる。 2 板を大和打ちにした塀。
やまとまい【大和舞/倭舞】
1 日本固有の歌舞の一。大和地方の風俗歌舞で、礼拝を舞踊化したもの。鎮魂祭や大嘗祭 (だいじょうさい) などに行われる。現在は舞人四人。大和歌に合わせて舞う。都舞。 2 神楽の一種で、1に由来した祭祀 (さいし) 舞。伊勢神宮、奈良の春日大社などで行われる。
やまとまど【大和窓】
突き上げ障子をつけた天窓 (てんまど) 。
やまとみんぞく【大和民族】
日本人を構成する、主たる民族。
やまとむね【大和棟】
奈良県・大阪府河内地方・三重県伊賀地方で行われた民家の一形式。急な勾配の藁葺 (わらぶ) き屋根の両妻部分を瓦葺きにして、一段低く緩勾配の屋根を設けたもの。高塀造 (たかへづくり) 。
やまとめ【大和目】
薬種に用いた量目。180匁(約675グラム)を1斤とするもの。→唐目 (とうめ)
やまともじ【大和文字】
仮名文字。⇔唐文字 (からもじ) 。
やまともの【大和物】
大和国の刀工が鍛えた刀の総称。特に平安末期以降、多く社寺に専属するかたちで、千手院物・当麻 (たいま) 物・手掻 (てがい) 物などの流派が活躍した。
やまとや【大和屋】
歌舞伎俳優坂東三津五郎・岩井半四郎、およびその一門の屋号。