たいしょういけ【大正池】
長野県中西部、上高地にある湖。大正4年(1915)の焼岳 (やけだけ) 噴火による溶岩が梓 (あずさ) 川をせき止めてできたもので、土砂の流入により当初より規模が小さくなっている。
たいしょうえび【大正海老/大正蝦】
クルマエビ科の大形のエビ。体長27センチくらい、淡灰色で尾扇の先が暗褐色。黄海・東シナ海などに分布。食用。大正のころから市場に出現。高麗蝦 (こうらいえび) 。
たいしょうく【大正区】
⇒大正
たいしょうごと【大正琴】
大正初期、名古屋の森田伍郎が考案した弦楽器。長さ約60センチ、幅約15センチの木製の胴に金属弦2本を張り、音階を表示した丸い鍵 (けん) をつけたもの。左指で鍵を押さえ、右手の義甲で弾く。その後、3〜9弦のものが作られ、現在は5弦が多用されている。
たいしょうせいへん【大正政変】
大正2年(1913)憲政擁護運動で第三次桂太郎内閣が倒された政変。→護憲運動
たいしょうだいがく【大正大学】
東京都豊島区に本部のある私立大学。大正15年(1926)天台宗大学・豊山 (ぶざん) 大学(真言宗豊山派)・宗教大学(浄土宗)が合併して旧制大学として成立。その後、智山専門学校(真言宗智山派)も合併し、昭和24年(1949)新制大学に移行。
たいしょうデモクラシー【大正デモクラシー】
大正期に顕著となった民主主義的思潮。都市中間層の政治的自覚を背景に、明治以来の藩閥・官僚政治に反対して護憲運動・普通選挙運動が展開され、吉野作造の民本主義や自由主義・社会主義の思想が高揚した。
たいしょうてんのう【大正天皇】
[1879〜1926]第123代の天皇。在位1912〜1926。明治天皇の第3皇子。名は嘉仁 (よしひと) 。大正10年(1921)病気のため、皇太子裕仁(昭和天皇)を摂政に任じた。
たいしょうどおり【大正通り】
大阪市大正区内を走る道路の呼び名。木津川に架かる大正橋からほぼ南北に縦断する。