たいぎゃく-むどう【大逆無道】
道理や人の道を甚だしく踏みはずした行為。罪悪の甚だしいこと。後に、君主や親を殺すことをいう。▽「大逆」は主君や親を殺すなど、人道に背く行為。「無道」は人道に背くひどい行いの意。「大」は「だい」、「無道」は「ぶどう」「ぶとう」とも読む。
- 出典
- 『史記しき』高祖紀こうそき
- 句例
- 大逆無道の振る舞い
- 用例
- 慶喜公や会津桑名のみが大逆無道の汚名を負わせられるのは何の事か。<島崎藤村・夜明け前>
- 類語
- 悪逆非道あくぎゃくひどう 悪逆無道あくぎゃくむどう 極悪非道ごくあくひどう 大逆不道たいぎゃくふどう