てんねんあい【天然藍】
植物の藍からとった染料。→人造藍
てんねんウラン【天然ウラン】
ウラン鉱として、天然に産するウラン。ウラン238が主で、核分裂を起こす235を0.7パーセント強含む。
てんねんかじつ【天然果実】
法律で、物の経済的用途に従って直接に収取される産出物。果物・牛乳・鉱物など。→法定果実
てんねんガス【天然ガス】
天然に地下に存在するガス。ふつう、可燃性ガスをいい、メタン・エタンなどからなる。燃料・化学工業原料などに利用。
てんねんガスハイドレート【天然ガスハイドレート】
《「ハイドレート」は水和物の意》低温高圧の下で、天然ガスの主成分メタンが水の分子の中に取り込まれてできるシャーベット状の物質。1立方メートル中に約160立方メートルのメタンガスを含む。セ氏零下20度で輸送できるので液化天然ガスよりも製造・輸送費を節約できる。俗に「燃える氷」ともいう。NGH(natural gas hydrate)。
てんねんきねんぶつ【天然記念物】
学術上価値の高い動物・植物・地質鉱物、およびそれらの存在する地域で、その保護・保存を指定されているもの。文化財保護法によるほか、地方公共団体の条例によっても定められる。→特別天然記念物
てんねんきょう【天然橋】
流水や海水の浸食などによってできた橋状の地形。帝釈峡 (たいしゃくきょう) の雄橋 (おんばし) ・雌橋 (めんばし) など。自然橋。
てんねんこうしん【天然更新】
自然に落ちた種子から発生した稚樹や、根株から芽を出した蘖 (ひこばえ) を育てる造林法。天然造林。
てんねんゴム【天然ゴム】
天然に産するゴム。ゴムノキから得られる弾性ゴムをいう。→合成ゴム
てんねんしきそ【天然色素】
動植物が体内にもつ色素。カロテノイド・クロロフィル・ヘモグロビンなど。