《「てんおう」の連声 (れんじょう) 

  1. 日本国憲法で定められた日本国および日本国民統合の象徴。その地位は国民の総意に基づくとされ、一定の国事行為だけを行い、国政に関する権能をもたない。皇位は世襲とされ、男系男子によって継承される。明治憲法では、国の元首として統治権総攬 (そうらん) する地位にあった。

  1. その世界分野強大権力をもつ人のこと。「財界の—」

  1. 皇帝天子尊称

[補説]もと、中国から取り入れた称号で、古く大和朝廷時代大王 (おおきみ) が用い、「すめらみこと」「すべろぎ」などと訓じた。奈良時代から平安時代にかけて政治祭祀頂点として絶大権力を有したが、摂関政治院政武家台頭により次第に政治的な権能を失う。室町時代には廃絶する宮中祭祀も多く、その地位は著しく低下したが、江戸時代末に尊王論が盛んとなり、王政復古明治憲法における天皇制へとつながった。

[社会]の言葉

[法律]の言葉

出典:青空文庫

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