おおたぎょくめい【太田玉茗】
[1871〜1927]詩人。埼玉の生まれ。本名、三村玄綱。僧職のかたわら叙情派詩人として知られ、田山花袋・国木田独歩らと「抒情詩」を刊行。
おおたきんじょう【太田錦城】
[1765〜1825]江戸後期の儒学者。加賀の人。名は元貞。姓は「大田」とも。門弟に教えながら独学し、折衷学派を大成。晩年、加賀前田侯に出仕。著「論語大疏」「九経談」など。
おおたし【太田市】
⇒太田
おおたしげる【太田茂】
[1881〜1940]新聞記者。香川の生まれ。筆名は四州 (ししゅう) 。国民新聞、読売新聞に野球の戦評を執筆。大正10年(1921)から雑誌「運動界」の責任編集者として、野球だけでなくスポーツ全般の普及に尽力した。
おおたぜんさい【太田全斎】
[1759〜1829]江戸後期の儒学者。福山藩士。名は方 (ほう) 。音韻学に通じた。著「韓非子翼毳 (かんぴしよくぜい) 」「漢呉音図」など。また、「俚言集覧 (りげんしゅうらん) 」の著者ともいわれる。
おおたどうかん【太田道灌】
[1432〜1486]室町中期の武将。名は資長 (すけなが) 。上杉定正の執事となり、江戸城を築城。兵法に長じ、和漢の学問や和歌にもすぐれた。
おおたみずほ【太田水穂】
[1876〜1955]歌人。長野の生まれ。俳諧の要素を短歌に導入し、象徴の歌風を開いた。歌集に「冬菜」「螺鈿 (らでん) 」、研究書に「芭蕉俳諧の根本問題」など。