2原義

  1. 妻のこと。多く、夫が自分の妻をさしていう。にょうぼ。「—に頭があがらない」「恋—」「世話—」

  1. 女官の部屋。また、朝廷に仕える女官で、一人住みの部屋を与えられた者。出身階級により、上﨟 (じょうろう) 中﨟下﨟大別される。

    1. 「—の曹司には、廊の廻りにしたるをなむ割りつつ給へりける」〈宇津保藤原の君〉

  1. 貴族の家に仕える侍女。

    1. 「かのふる里は—などの悲しびに堪へず、泣き惑ひ侍らむに」〈夕顔

  1. 中世近世一般に女性、また、愛情対象としての女性のこと。

    1. 「あひそめし—に、はらるれば、せく心出き」〈難波物語〉

[日本史]の言葉

[その他の日本史の言葉]の言葉

出典:青空文庫

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。