[動カ五(四)]
1 同じ程度の能力や価値などをもつ。匹敵する。多く、あとに打消し・反語の表現を伴って用いる。「実力では彼に―・く者はいない」
2 追いつく。到達する。
「吾が愛妻 (はしづま) にい―・き会はむかも」〈記・下・歌謡〉
出典:青空文庫
・・・その証拠には自分の如く平生好んで悪辣な弁舌を弄する人間でも、菊池・・・ 芥川竜之介「兄貴のような心持」
・・・漆のような闇が大河の如く東へ東へと流れた。マッカリヌプリの絶巓の・・・ 有島武郎「カインの末裔」
・・・ある特殊の物が電光の如くに耀いたのを認めたように思った。そしてフ・・・ 著:アルチバシェッフミハイル・ペトローヴィチ 訳:森鴎外「罪人」