如来掛けて
如来様に誓って。仏に誓って。神掛けて。「微塵 (みぢん) も愛着残らぬと、—の母が言ひ分」〈浄・油地獄〉
にょらいじゅうごう【如来十号】
⇒十号
にょらいしん【如来身】
仏徳が円満に備わった如来の体。仏身。
にょらいぞう【如来蔵】
凡夫の心のうちに存在している、如来(仏)になりうる可能性。煩悩に覆い隠されている、本来清浄な悟りの本性。
にょらいばい【如来唄】
如来をたたえた勝鬘経 (しょうまんぎょう) の8句の偈 (げ) を梵唄 (ぼんばい) の調子で歌うもの。
にょらいはだ【如来肌】
1 肉づきがよく滑らかで温かい肌。「端傾城—とや申すらん/正察」〈六日飛脚〉 2 人の体温で温められていること。「きやつが寝たあとを探ってみたれば、—な程に、遠くへは行くまい」〈虎明狂・磁石〉