あんぽかいていじのみつやく【安保改定時の密約】
昭和35年(1960)1月の日米安保条約改定の際に日米政府間で交わされた合意・密約のこと。平成21年(2009)9月から平成22年(2010)3月にかけて外務省の調査チームと有識者委員会がそれぞれ調査・検証を行った。→密約問題 [補説]核持ち込みに関する密約。→核持ち込み密約朝鮮半島有事の際の戦闘作戦行動に関する密約。→朝鮮半島有事密約
あんぽじょうやく【安保条約】
「日米安全保障条約」の略。
あんぽとうそう【安保闘争】
昭和34年(1959)から翌年にかけて展開された、日米安全保障条約の改定に反対する闘争。昭和35年(1960)の自民党による強行採決後の6月には全国的な運動に発展、デモ隊が国会構内に突入し警官隊と衝突。岸内閣は条約の自然承認後7月に退陣した。また、昭和45年(1970)の条約延長に対しても激しい反対運動が展開された。→六十年安保闘争 →七十年安保闘争
あんぽり【安保理】
「安全保障理事会」の略称。
あんぽりけつぎ【安保理決議】
国際連合の安全保障理事会(安保理)において行われる決議。法的拘束力があり、加盟国は決議に従わなければならない。安保理を構成する15か国(常任理事国5か国、非常任理事国10か国)のうち9か国以上が賛成し、かつ常任理事国のいずれもが反対しないことが決議採択の条件となる。国際連合安全保障理事会決議。→国連決議 →制裁決議 →総会決議 →非難決議
あんぽりじかい【安保理事会】
「安全保障理事会」の略称。
あんぽこん【安保懇】
《「安全保障と防衛力に関する懇談会」の略称。「安防懇」とも》日本の安全保障・防衛力のあり方について幅広い視点から総合的に検討する目的で設置された、首相の私的諮問機関。平成16年(2004)に小泉純一郎首相、平成21年(2009)に麻生太郎首相がそれぞれ開催。集団的自衛権に関する政府解釈の見直し、武器輸出三原則の緩和などを提言した。→新安保懇
あんぽほうせいこん【安保法制懇】
⇒安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会
あんぽたいせい【安保体制】
⇒日米安全保障体制
あんぽかんれんほう【安保関連法】
⇒平和安全法制