みやざわきいち【宮沢喜一】
[1919〜2007]政治家。東京の生まれ。選挙区は広島。昭和17年(1942)大蔵省入省。サンフランシスコ講和会議などで活躍。同28年参議院議員当選。同42年衆議院議員に鞍替え。通産相・外相・蔵相を歴任し、平成3年(1991)首相に。同5年、自民党分裂で野党提出の内閣不信任案が成立し衆議院解散。続く総選挙で大敗し退陣。自民党は結党以来初の下野。同10年から13年まで蔵相・財務相に再任。→細川護煕
みやざわけんじ【宮沢賢治】
[1896〜1933]詩人・童話作家。岩手の生まれ。法華経に傾倒し、農学校教師・農業技師として農民生活の向上に尽くすかたわら、東北地方の自然と生活を題材に、詩や童話を書いた。詩集「春と修羅」、童話「風の又三郎」「銀河鉄道の夜」など。
みやざわとしよし【宮沢俊義】
[1899〜1976]憲法学者。長野の生まれ。東大教授。自由主義的、合理主義的立場に立つ憲法理論で知られた。著「憲法」「日本国憲法」など。
みやざわは【宮沢派】
自由民主党の派閥の一。宏池 (こうち) 会の昭和61年(1986)から平成10年(1998)における通称。会長は宮沢喜一。→加藤派
みやざわけんじかがみ【《宮沢賢治》鑑】
詩人、天沢退二郎による宮沢賢治の評論。昭和61年(1986)刊行。第2回岩手日報文学賞「賢治賞」受賞。
みやざわけんじのかなたへ【宮沢賢治の彼方へ】
詩人、天沢退二郎による宮沢賢治の評論。昭和43年(1968)刊行。同人誌「凶区」で昭和39年(1964)から連載を開始した評論をまとめたもの。