ふうき-ふうん【富貴浮雲】
富と地位は、浮き雲のようなものである意。人としての道を逸脱して得た富や地位は、はかなく頼りにならないこと。また、名利に無関心で金銭や地位に心を動かされることのないたとえ。一般に富と地位は、はかなく頼りにならないものである意にも用いられる。▽「富貴」は財産があって身分が高いこと。
- 出典
- 『論語ろんご』述而じゅつじ。「不義ふぎにして富とみ且かつ貴きは我われに於おいては浮雲ふうんのごとし」(不正を働いて得た富と地位は、私にとっては浮き雲のようなものでしかない)
- 類語
- 浮雲之志ふうんのこころざし