い‐つ・ける【射付ける】

の解説

［動カ下一］［文］いつ・く［カ下二］

1. １ 光などが、物を強く照らす。

   1. 「華やかな夕日がつっとその白地の浴衣に—・けた」〈真山・南小泉村〉

1. ２ 矢を射って物に当てる。射当てる。

   1. 「母から疑惑の矢を胸に—・けられたような気分で」〈漱石・行人〉

1. ３ 矢で物を射通して他の物に刺し留め、動かないようにする。

   1. 「林の中に大きなる野猪 (くさゐなぎ) 、木に—・けられてぞ死にてありける」〈今昔・二七・三四〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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