やまだあきよし【山田顕義】
[1844〜1892]軍人・政治家。陸軍中将。山口の生まれ。松下村塾門下。明治維新後は工部卿・内務卿・司法卿を経て法相を数回歴任。日本法律学校(のちの日本大学)を創立。
やまだあさえもん【山田浅右衛門】
⇒首斬浅右衛門 (くびきりあさえもん)
やまだえいみ【山田詠美】
[1959〜 ]小説家。東京の生まれ。本名、双葉 (ふたば) 。大胆な描写で男女関係の深部をえぐる恋愛小説を執筆し、話題を呼ぶ。「ソウル・ミュージック・ラバーズ・オンリー」で直木賞受賞。他に「ベッドタイムアイズ」「アニマル・ロジック」「風味絶佳」など。
やまだかつろう【山田克郎】
[1910〜1983]小説家。朝鮮の生まれ。本名、克朗。戦中・戦後にわたり海洋を舞台にした青春冒険小説を数多く手がける。他に人物の評伝や、麻雀にまつわる小説なども執筆した。「海の廃園」で直木賞受賞。他に「翼の饗宴 (きょうえん) 」など。漫画・テレビ番組「快傑ハリマオ」の原作者としても知られる。
やまだけんぎょう【山田検校】
[1757〜1817]江戸後期の箏曲 (そうきょく) 演奏家・作曲家。江戸の人。名は斗養一 (とよいち) 。幼時に失明して箏曲を学び、声楽本位の山田流箏曲を創始。語り物の要素の強い、江戸趣味に合った新曲を創作。作「小督 (こごう) 」「熊野 (ゆや) 」「葵の上」「長恨歌」など。
やまだこうさく【山田耕筰】
[1886〜1965]作曲家。東京の生まれ。ドイツに留学し、作曲法を学ぶ。日本で初めて交響楽団を組織し、交響楽・オペラの興隆に尽力。また、日本語の特徴を生かした多くの歌曲を作曲した。文化勲章受章。作品に「赤とんぼ」「この道」「からたちの花」など。
やまだし【山田市】
⇒山田
やまだながまさ【山田長政】
[?〜1630]江戸初期、シャムの日本人町で活躍した人物。駿河の人。通称、仁左衛門。慶長16年(1611)ごろシャムに渡り、首都アユタヤの日本人町の長となって外交・貿易に従事。また、内戦を治めてシャム国王の信任を得たが、王の死後毒殺された。
やまだのさわ【山田の沢】
山田の間を流れる沢。「君がため—にゑぐ摘むと雪消 (ゆきげ) の水に裳 (も) の裾濡 (ぬ) れぬ」〈万・一八三九〉
やまだのそおど【山田のそほど】
山田にあるかかし。「久延毘古 (くえびこ) は、今に—といふぞ」〈記・上〉