山が当たる
勘がぴたりと適中する。予想が当たる。「—・って満点を取る」
山が其処にあるから
《Because it is there.》英国の登山家マロリーの言葉で、エベレストに挑戦する理由として答えたものとされる。
山片付く
山のすぐ近くにある。片方が山に接している。「雪をおきて梅をな恋ひそあしひきの—・きて家居せる君」〈万・一八四二〉
山が見える
事が進んで、完成までの見通しがつく。「難工事もどうやら—・えた」
山高からざれば則ち霊ならず
《「世説新語」排調から》山は高くなければ神霊があるとは思えないの意で、人も徳がなければ尊くないということ。
山高きが故に貴からず
《「実語教」の「山高きが故に貴からず、樹あるを以 (もっ) て貴しと為す」から》どんなに外観がりっぱであっても、内容が伴わなければすぐれているとはいえない。物事は見かけだけで判断するなというたとえ。
山高く水長し
君子の徳がすぐれていることを、高くそびえた山、長大な河の流れにたとえていう語。
山高ければ谷深し
相場格言の一。高騰が激しければ、その反動で暴落も激しいものであるという教訓。
山と言えば川
人の言葉に常に反対することのたとえ。右と言えば左。
山に千年海に千年
《山に千年、海に千年すんだ蛇が竜になるといわれているところから》世の中の経験を積んで悪賢くなっていること。海千山千。