岩鼻/岩端(いわはな)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・ と踏み掛けて、二足ばかり、板の半ばで、立ち停ったが、何にも聞こえぬ。固より聞こうとしたほどでもなしに、何となく夕暮の静かな水の音が身に染みる。 岩端や、ここにも一人、と、納涼台に掛けたように、其処に居て、さして来る汐を視めて少時経・・・
泉鏡花
「海の使者」
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・・・ こんな訳であって、――どんな訳があろうとも、発破を抑えつけるなんて訳に行くものではない――岩鼻火薬製造所製の桜印ダイナマイト、大ダイ六本も詰め込んだ発破は、素晴らしい威力を発揮した。濡れ蓆位被せたって、そんなものは問題じゃなかった。・・・
葉山嘉樹
「坑夫の子」
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