[補説]「川路」姓の人物
川路聖謨 (かわじとしあきら)
川路利良 (かわじとしよし)
川路柳虹 (かわじりゅうこう)
かわじとしあきら【川路聖謨】
[1801〜1868]江戸末期の幕臣。豊後 (ぶんご) の人。奈良奉行・大坂町奉行を経て、勘定奉行兼海防掛 (かいぼうがかり) ・外国奉行などを歴任し、日露和親条約に調印。江戸開城の直前に自殺。
かわじとしよし【川路利良】
[1834〜1879]明治初期の官吏。薩摩 (さつま) の人。大久保利通の腹心として日本の警察制度の確立に努力し、西南戦争では陸軍少将として警察隊を率いて従軍した。
かわじりゅうこう【川路柳虹】
[1888〜1959]詩人・美術評論家。東京の生まれ。聖謨 (としあきら) の孫。名は誠。日本最初の口語自由詩「塵溜 (はきだめ) 」を発表。詩集「路傍の花」「かなたの空」、詩論「詩学」など。