《「れ」は「われ」「たれ」などの「れ」と同じもの》

[代]
  1. 反射代名詞。その人、またはそのもの自身。自分。自分自身。「己を省みる」

  1. 二人称人代名詞。目下に対して、または相手をののしっていう。おまえ。きさま。「己には関係ないことだ」

  1. 一人称の人代名詞。わたくし。卑下して用いることが多い。

    1. 「風をいたみ岩打つ波の―のみくだけてものを思ふ頃かな」〈詞花・恋上〉

[副]自分自身で。ひとりでに。
    1. 「松の木の―起きかへりて」〈・末摘花〉

[感]激して発する語。やい。ちきしょう。「己、逃がしてなるものか」