かえりあそび【還り遊び】
「還 (かえ) り立ち1」に同じ。「祭の日の—御前にてあるに」〈栄花・さまざまの喜び〉
かえりあるじ【還り饗】
1 平安時代、賭弓 (のりゆみ) ・相撲 (すまい) の節会 (せちえ) などのあとで、勝ったほうの近衛大将が自分の邸に戻って、味方の人々をもてなすこと。還り立ち。還り立ちの饗 (あるじ) 。 2 「還 (かえ) り立ち1」に同じ。
かえりがけ【帰り掛け】
1 帰る途中。帰り道。「—に立ち寄る」 2 帰りぎわ。「—に客が来る」
かえりぎわ【帰り際】
帰ろうとしている時。帰りがけ。「—にそっと耳うちする」
かえりぐるま【帰り車】
目的地まで客を送った帰りで、人を乗せていない人力車やタクシー。
かえりじたく【帰り支度】
帰るために衣服や持ち物を整えること。帰る用意。
かえりしな【帰りしな】
1 帰りぎわ。「—に用ができる」 2 帰る途中。帰り道。「—に一杯やる」
かえりしんざん【帰り新参】
一度勤めを去った者が、再び同じ所に勤めること。また、その人。
かえりだち【還り立ち】
1 賀茂・石清水 (いわしみず) 両社の臨時祭や春日祭などが終了したのち、勅使や舞人・楽人たちが宮中へ戻って神楽を演じ、宴を賜り、禄 (ろく) を頂くこと。還り遊び。還り饗 (あるじ) 。還り立ちの饗。 2 「還 (かえ) り饗 (あるじ) 1」に同じ。
かえりてんじょう【還り殿上】
1 「還昇 (かんじょう) 」に同じ。「—して五位の蔵人になりて」〈承応版狭衣・一〉 2 上皇が再び皇位につくこと。重祚 (ちょうそ) 。「のちには—して称徳天皇と申しき」〈盛衰記・三〉