こうかばんげん【広厦万間】
非常に大きな家のたとえ。転じて、貧しい人々を庇護することのたとえ。
- 注記
- 「厦」は、大きな家。「広厦」は、広くて大きな家のこと。「間」は、柱と柱の間。「万間」は、柱と柱の間が万もあるという意から、非常に大きな家のこと。
- 故事
- 中国唐の時代、詩人の杜甫とほが成都に住んでいたころ、秋の暴風で茅葺かやぶきの屋根が吹き飛ばされたとき、大きな家を手に入れて、貧しい人々をそこに住まわせ、一緒に喜びを分かち合いたいという詩を作った。
- 出典
- 杜甫とほ「茅屋為秋風所破歌ぼうおくしゅうふうにやぶらるのうた」